「自分を生きる」こと
「自分を生きる」とは、どういうことでしょうか?
正解不正解はなく、一人一人の中に真実があるかと思います。
今回は、「私の自分を生きる内なる旅のきっかけの話」、「苦しい感情や内なる自分・インナーチャイルドをケアすること」、「自分の中の分離を統合し命を輝かせること」を書いていきます。
「自分を生きたい」私の内なる旅の始まり
私が「自分を生きたい」と思った最初の始まりは19歳、大学1回生のとき。
今となっては思い出ですが、当時付き合っていたパートナーに振られ傷ついていた時です。
その時、私はよく行っていたクレープ屋さんのおじさんに(学生の人生相談にのってくれる方でした)「どうしたらいい女になれるんかなぁ?」と質問しました。
そしたら、おじさんは「みんな、本読んだりな、色々考えて努力してるんやと思うで。」と伝えてくれました。
その当時、携帯はガラケー。スマホはまだ発明されていないし、私はネットもほとんど使っていなかった。
だから今より自分に入ってくる情報はとても少ない時代。
私は本を読む習慣もなかったのですが、その言葉で「本を読んでみよう」とふらりと近くの本屋さんに足を運びました。
何を読んだらいいかも分からない中、直感でふと、これが気になるなぁと感じた本を一つ選び買って帰りました。
その本の中には、「自分の中には幼少期から傷ついた内なる子供(インナーチャイルド)がいて、内なる自己のケアをする必要がある」という内容が書かれていました。
「目の前で起こるパートナーや家族との問題は、自分の内側にあるものが反映している」のだと。
「あぁ、そうだったのか。だからか・・・。」と私はハッとしました。
小さな頃から今までの辛かったこと、これ以上傷つかないようにと自分を守ってきたこと、憎しみ、孤独、、それらが自分の中にいっぱいだということに気づきました。
当時の私は、とにかく寂しくて、この何をしても解消されることのない孤独感や欠乏感は何なんだろう・・どうしたらいいんだろう・・と壁に塞がれているような状態でした。
そして、私に愛を与えてくれる人といる時だけは、それがやわらぐので無意識に依存的になっていたし、無意識に自分をごまかしていたのです。恋愛もうまくいかないわけです。
おじさんの助言から、直感で行動し出会った本。
見えている世界しか知らなかった私には、革命的に大きな気づきと新しい視点でした。
これが私の自分を生きる、内なる探究・インナージャーニーの最初のきっかけです。
過去の情けない恋愛の話を書くことは恥ずかしいですが、今となっては あの時私を振ってくれてありがとう、おかげで今の自分がいる。と感謝しています。
自分に問いかけることで起きること
「どうしたらいい女になれるのかな?」
クレープ屋さんのおじさんに問いかけたこの言葉。
その時は分かっていなかったけれど、本当は私が私に問いかけていたのです。
「どうしたらいい女になれるのかな?」この言葉の奥にあるものは、
・精神的に自立し、自分で自分を幸せにできるようになりたい。
・外側の出来事に左右されず、真に安心した平和を感じて生きたい。
・自分軸を持って生きたい。
それらができる女性になりたい。
つまり「自分を生きたい」と19歳の私が、自分の内なる宇宙に種を蒔いたのです。
自分が自分に問いかけたり、何かを自分へ決めると、自覚していなくても潜在意識は動き出します。
それがこの時の場合、「インナーチャイルド、内なる自分をケアしなさい」「内側を見なさい」という返事として、本を通じてやってきたのです。
だから、あなたが「自分を生きる」「自分を生きたい」と決めたり思ったとき、しっかりと自分自身に意識を向けて、気づいていくことが大切です。
源である宇宙と、内なる宇宙(潜在意識)は、常にあなたにメッセージを送っています。
ふと目に入ってくる言葉、ふと行動してみようと思うこと。
身体で感じること。湧いてくる感情。小さなことも含めて日々の中で起きる出来事。
それらにまず気づいていきましょう。そしてできることは、小さくてもいいので行動に移します。
ネガティブに感じる感情や出来事も、本来の自分へと変容し、シフトしていく大切な機会です。
なぜなら、自分で「自分を生きるにはどうしたらいいの?」と問いかけたのですから。
ネガティブな感情を感じるとき
感情に気づき、認めて許していく
「自分を生きる」、本来の自分を生きようとすると、ネガティブと感じられる感情や記憶が今までより多く出てくるように感じたり、その感情に飲まれてしまうことがあります。
私たちは一人一人生まれ育った環境も、受けてきた教育も体験してきた出来事も異なります。
人と比べられるものではありませんが、現在も含め、辛い幼少期や傷やトラウマが多いと、感情や思考パターンから抜け出すのが大変に感じるかもしれません。(私はそうでしたし、内側のケアは日々の一部です)
「あの人と比べて自分なんて」「自分にはできない」というような自己否定、自分への無価値観、人と比べること。
「こうでなければ。こうでない自分はダメだ」と自分を責める自責、罪悪感。
「期待に応えないといけない」「いい人でいなければいけない」「嫌われたくない」「迷惑をかけてはいけない」というような様々な思考パターンを無意識で反射的に使ってしまうことが多くあります。
そして怒り、悲しみ、寂しさ、焦り、嫉妬心、依存心、欲望、不安、恐れなど。
心地よく感じることとは反対のもの。
それが自分の中にあると認めたくない、感じたくない、苦しい、と感じる感情。
直視するのが苦しいので、抑え込んだり、何かで紛らわしたり、外や他者を責めたり、過去を引っ張ってきたり、被害者意識を使って、その感情やエネルギーが自分にあることをごまかします。
あなたが本来の自分を生きようとしたからこそ、もう分離をやめて統合・解放していこうよ!と出てきたエネルギーは、また抑え込まれ分離し、自分の中(潜在意識、身体)に溜まっていきます。
だから、出てくるどんな感情も反応も、悪とせず、ジャッジせず、気づいて、認めて許してあげます。
日々の中で湧いてくる感情や反応。
過去の年齢のその場面で本当は自分が感じていた感情、叫びたかった言葉。
それらに、寄り添い、自分が内なる自分の話を聞いてあげます。
過去のことなら、「そうなんだね。」「そう感じてるんだね。」「辛かったね。」「よく頑張ったね。」etc・・と。
今のことなら「今、怒ってるんだな」「今、○○が嫌だと感じてるな」「今、嫉妬してるな」etc・・と。
どんな小さなこと、小さな声にもそうしてコツコツ認めていきます。
自分が自分を受け入れ、自分を無条件に愛していきます。
大人になって、こんな小さなことで?と思うようなことも。
恥ずかしいことはありません。だって誰も見ていないし、誰もそれを自分が内側でコツコツ取り組んでるって分からないのですから。
実践と行動の大切さ
コツコツ根気がいるかもしれませんが、慣れてくると感情、自分の内側のケアも暮らしの一部のようになります。
そうすると、感情に飲み込まれず、外の出来事や誰かのせいにすることがなくなっていき、「自分の中心に自分がちゃんといる」ということができるようになっていきます。
そして自分からずれている時にも気づくことができるようになっていきます。
この世界には「本当の私を生きる」ための沢山のツールや教えがあります。
それらのツールは自己の癒しや浄化を加速させ、創造するパワーを持つ本来の自分へと大きく後押ししてくれます。
しかし、何かを学び、何かを活かしていく時も、自分が自分を変容させていくのだという主体性と、知る学ぶだけではなく、自分で実践し継続しどう感じるのか。
どんな変化が自分に起きるのか。を自分で体験して落とし込んでいくことが大前提として何より大切です。
自分を救えるのは、自分を輝かせられるのは、最終的には自分しかいません。
だから自分と繋がり、自分と手を取り合っていきましょう。
そこには無条件の自己信頼や内なる平和が育っていきます。
そして、コツコツ取り組むことも大切ですが、日々を生きていると疲れている時も、自分と向き合えない時もあります。
ゆっくり休んだり、美味しいものを食べたり、好きなことをして楽しむ、そんな優しさや楽しみはもちろん大切です。
光も闇も両方を見て、統合して生きる
良い感情や輝かしいことも(光)、ネガティブに感じることも(闇)、光と闇どちらも自分。
私たちは人間なので、光の方ばかり見たくなったり取り組みたくなりやすいですが、光と闇の両方をニュートラルに統合していくことで、本当の調和が生まれていきます。
「生きやすくなる」「どんな自分も丸ごと受け入れられる」「自分を信頼できる」「安心や平和を感じられる」etc・・
人によってはそんな風にも感じられるかもしれません。
自分の唯一無二の光を、輝く命を活かしていくこと。
それは社会で成功しているように見えるとか肩書きなど、表層のことではありません。
「自分を生きること」「自分の命を生きること」
あなたはどう感じていますか?自分に目を向け、気づきましょう。
どんな時も真理はあなたの内なる宇宙にあります。
私は目醒めるために生まれてきました。
この時代に、この家族で、この私で生きると。
生まれてきてから起こった感じた色んなこと。それも眠りから目醒めへと自分で選んだストーリー。
地上での私の自我が決めたのではなく、宇宙で決めてきたこと。
私たちは一人一人が唯一無二の輝く光を持った美しい存在です。
すでにそうであることをいつも思い出し、私もあなたもさらに命を光輝かせ生きていく道を歩めますように。
一つの記事で書けることは限られますが、何かがあなたの変容のヒントになりましたら幸いです。
Thank you for reading.
with love and light.
Haruna